車にかかる費用を節約するための工夫10選

車

車を乗っている人なら、「維持費用を安くしたい」。こう思いませんか?

中古車にしろ、新車にしろ車を購入するのには、ある程度の金額が必要です。

ですが、実際には車を買ってからもお金が結構かかります。

お金を貯めるには、無駄な出費を省き、お金をなるべく使わないようにすることが大事です。

今回は、車にかかる費用を節約するための工夫についてお話しします。

1、ガソリンの使用量を減らす

車にかかる費用はいろいろありますが、中でもガソリンがその中心です。特に毎日、車を乗るような場合ガソリン代はかなりかかってしまいます。

使用するガソリンを減らすには、いろいろな方法があります。

急加速や急発進をやめ、アクセルやブレーキの回数を減らす

車は、急加速や急発進を頻繁にしたり、アクセルやブレーキの回数が増えると、ガソリンの消費が増えます。

運転をする時には、急加速や急発進をしないようにして、アクセルやブレーキを使う時には、なるべくゆっくりとペダルを踏むようにします。

もちろん、やむを得ない場合は、しょうがありませんが。

また、車を減速させる時はエンジンブレーキを使うことが燃費向上に有効です。

車の重さを軽くする

車の重さを軽くするためには、余計な荷物を載せないことです。

たまに、荷室を倉庫代わりにしている人がいますが、車の重さが重くなると、ガソリン消費が増えてしまいます。

空気圧を適正にする

タイヤの空気圧が適正状態より低いと、車のタイヤと地面との接触面が増えて摩擦力が増大します。これにより、燃費が悪化します。

ですので、定期的に空気圧をチェックして空気圧が低ければ空気を入れるようにします。

空気圧のチェックがガソリンスタンドで無料サービスでやってくれるところが多いです。

アイドリングが長い時はエンジンを止める

都会などでは特に車が渋滞します。ですから、アイドリング時間がかなり長くなります。

例えば、5分以上車がずっと止まっているなら、エンジンを止めてガソリンの消費を止めた方がいいです。

中には、自動でアイドリング時間をチェックしてエンジンを止めてくれる「アイドリングストップ機能付きの車」もあるので、こういう車だと燃費はよくなります。

エアコンを使い過ぎない

エアコンはバッテリーだけでなくガソリンも使います。ですので、エアコンをなるべく使わないようにすることで、ガソリンの使用量を減らせます。

また、エアコンを使う場合でも温度設定を工夫する(温度を下げ過ぎたり、上げ過ぎたりしない)ことで、使用量を減らせます。それに燃費のことだけでなく、健康のためにも温度調整し過ぎない方が、いいですね。

2、保険代金を節約する

自動車に乗るなら保険は入らないといけません。

保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。

自賠責保険は、正式名が自動車損害賠償責任保険で、法律で入らないといけない保険です。

これは、事故の被害者と加害者双方のために設けられている保険です。

この保険があると、相手を死亡させた場合、3000万円の保険料がおります(ただし、保証条件に該当しないと支払われない)。

一方、任意保険は、任意で入る保険ですので必ずしも入らなくてもいい保険です。

しかし、保証内容が自賠責保険だけだと不足する場合を考えると、入っておくべき保険と言えます。

任意保険の保険料を節約するためには、各保険会社で販売されている保険を比較して選ぶことが大事です。

そのために、便利なのが保険比較サイトです。保険比較サイトも複数あるので、2~3か所で実際に見積もりをしてみて、決めればよいかと思います。

3、車検費用を節約する

車検は、新車を買って最初は3年ごと、それ以後は2年ごとに受ける必要があります。

車検費用も結構バカになりません。

この車検費用を節約するためには、自分で車検をするのが一番です。ですが、多少のスキルが必要です。また、仕事などが忙しかったり、面倒くさがりな方に、向きません。

そのような場合は、車検比較サイトを利用すると便利です。

車検も保険と同じように比較サイトがあります。これを利用することで、自宅の近くで最も安く車検ができる業者を探すことができます。

また、面倒でなければタウンページで1社1社、車検費用の見積もりをしてみるのもいいでしょう。

車検の比較サイトに登録されていない業者もたくさんありますからね。

4、自動車税を節約する

自動車税を節約する方法の1つが、車を軽自動車にすることで、自動車の中では最も税金が安くなります。

もし、軽自動車にすることに抵抗がないなら、軽自動車がおすすめです。

*軽自動車比率は2015年で全国平均34.74%あります。軽自動車にする理由はいろいろあると思いますが、お金の節約のためって人も多いと思います。

また、自動車税が安くなるわけではありませんが、クレジットカード引き落としにすると、クレジットカードのポイントが付くので実質的には、節約となります。

またnanacoカードを使って支払うとさらに節約ができます。

やり方ですが、nanacoカードにクレジットカードでチャージをして、nanacoカードを利用して、自動車税を払います。すると、クレジットカードのポイントだけでなく、nanacoカードのポイントも付くのです。

クレジットカード払いの申し込みは、自動車税の納付用紙とともに送られてくることが多いですが、急ぐなら役所に問い合わせれば、申し込み用紙をもらえます。

5、車に長く乗る

車は消耗品です。ですから、いつかは乗り換えることになります。

基本的には、長く乗ってから売るのが一番コスト的には有利です。

3年ごとに新車に乗り換えるのと、10年ごとに新車に乗り越えるのでは、10年ごとの方が総コストは安くなります。

例えば、車の維持費が年間40万円、新車の費用が150万円とすると、

3年ごとに乗り換える時の10年間の総費用は

150×3+40×10=850万円

3年ごとに乗り換える時の10年間の総費用は

150×1+40×10=550万円

となり、新車購入費用の分だけ、3年ごとの乗り換えの方がコストがかかります。

実際は、3年ごとの乗り換えの方がメンテナンス費用が安くなりますが、たかが知れています。

ですので、車はできるだけ長く乗り続けた方が、車にかかる費用を節約できます。

6、車をできるだけ高く売る

車はできるだけ長く乗る方が、車の費用を節約できますが、いつかは処分する必要があります。

その時、車は動いているし十分価値があると思いますが、次の車に乗り換えるために売る必要があります。

一般的に、車を売って乗り換える方法は、車の下取りか車の買取のどちらかになります。

下取りは車の販売店に古い車を売って新車を買うことです。車の買取は、買取店に車を売って、そのお金を頭金の一部にして新車を買うことです。

お得なのは、車の買取を利用する方です。車の買取の方が、車を高く売ることができるからです。

車買取は、比較サイトがあるのでこれを利用すると便利です。

ただ、車買取の場合、車がない期間が生じる可能性があるのでこの点に注意しないといけません。

6、車の整備、清掃を自分で行う

車を長く乗り続けると整備や清掃が必要です。

具体的には

・車内と車外の清掃
・タイヤの清掃と交換
・オイル交換
・ウォッシャー液の補充
・バッテリー交換
・ワイパーの掃除と交換
・etc

これらは、オートバックスやイエローハットやガソリンスタンドでも依頼することができますが、自分でやればその分費用がかかりません。

ただ、人によっては自分ではできなかったり、できない場合もあります。

ですので、できる範囲でいいので自分でやるようにするといいでしょう。

7、むやみに車を利用しない

車はとても便利だし楽なので、ついつい使ってしまいますよね。

コンビニまで歩いて5分しかかからないのに、車を使ってしまうとか、用もないのに車で走ってみるとか。

こういうのって、ガソリンの無駄だし、車の消耗となります。

ですので、むやみに車を利用しないようにすれば、車にかかる費用が節約できます。

それに、少しぐらい遠くてもあえて車を使わないで、自転車を利用したり、歩くことによって身体を使えば、自然に身体を鍛えることができるので健康にもいいです。

どうしても必要な時だけ車を使えば、車も長持ちするし一挙両得です。

8、有料道路をなるべく利用しない

車を使って旅行など遠出をする時には高速道路などの有料道路を使うことが多いと思います。

ですが、高速道路料金って結構かかりますよね。

高速道路を利用しなければ、目的地に着くまでの時間がかかりますが、ガソリン代も安くなるし、トータルでの交通費は安く済みます。

ただし、高速道路を使わないと時間がかかり過ぎる場合もあります。

そういう時には、高速道路を一部利用することで、多少時間がかかるが高速道路に利用する費用を減らすことができます。

9、高速道路のETC割引きを利用する

高速道路料金は、ETC割引きを利用すると安くなります。

割引きとなる利用方法はこちら。

・平日朝夕割引

平日の6~9時、17~20時に利用回数に応じて30%、50%の還元となります。ただし、ETCマイレージサービスの登録が必要です。

・休日割引き

土日、祝日、年始などは、特定の車種(普通車、軽自動車、二輪車)は、30%高速道路料金が安くなります。

・深夜割引き

毎日0~4時の間、すべての車種で30%高速道路料金が安くなります。

10、車を共同で使う

車を一人で利用すると、一人ですべての費用を払わなければいけません。

でも、二人で利用すれば単純にコストは半分となります。

例えば、兄弟が同じ家に住んでいたり、近くに住んでいたら共同名義にして車の購入や維持費用を半分ずつにすることで、車にかかる費用が節約できます。

ただし、車を共同で使う場合にはいつでも利用できるとは限らないというデメリットがあります。

ですので、車の利用頻度が少ない場合にはとてもよい方法です。

もし、車をいつでも利用したいなら、カーシェアリングを利用することができます。

カーシェアリングは、1台の車を複数の人が共同で利用できるシステムで都市部を中心にサービスが提供されています。

個人的に車を共同で使うよりは、コストがかかりますがいつでも車を好きなだけ利用できて、利用した時間に応じて費用がかかるので、経済的です。

まとめ

車にかかる費用を節約するための10個の工夫をまとめたのがこちらです。

1、ガソリンの使用量を減らす
2、保険代金を節約する
3、車検費用を節約する
4、自動車税を節約する
5、車に長く乗る
6、車をできるだけ高く売る
6、車の整備、清掃を自分で行う
7、むやみに車を利用しない
8、有料道路をなるべく利用しない
9、高速道路のETC割引きを利用する
10、車を共同で使う

これをすべてやればかなりの金額の節約になります。

今の時代、都会の中心部でない限り車を利用することが多いと思います。

ですが、賢く車を使うことで車にかかる費用を減らしていけば、お金を節約することができます。