「あなたは、自分のお金をどのように使っているかを知っていますか?」
もし、よくわからないのならちゃんと家計簿をつけて、自分が何にいくらお金を使っているかをちゃんと把握しておくほうがよいです。
なぜなら、お金を貯めるためには、お金の使い方を知ることが大事だからです。
基本的に入ってくるお金、つまり収入はあまり変わりません。ですから、お金を貯めるためには、出て行くお金をなるべく少なくすることが必要です。
そのためには、家計簿を付けてお金の使い方を理解して、お金が貯まるのに効果的なお金の使い方を探していくことが大切なんです。
以下に家計簿をつけるメリットについてまとめました。
1、お金の使い方がわかる
家計簿を付けないとお金の使い方は、明確にわかりません。
中には、クレジットカード引き落としだから明細を見ればわかるという人もいます。
確かに一理ありますが、クレジットカード引き落としの明細は、内容まで詳細に記載されていないので、妥当な使い方だったのか把握できないことがあります。
ですので、クレジットカード引き落としであっても家計簿はちゃんと付けた方がいいです。
そのためには、領収書はできるだけ残しておく方がいいですし、領収書がなかったら領収書の代わりになるようなメモを取ったり、スマホで写真を撮っておき、あとで家計簿に記載するとよいでしょう。
2、無駄な出費を防げる
家計簿をつけると、自分のお金の使い方がわかるのでお金がどれだけ残っているかもわかり、効率的にお金を使うことができるので、結果的に出費を抑えることができます。
また、長期間家計簿を付けることで、季節ごとのお金の出費や必ず使うことになるお金がいつ必要になるか、具体的わかるので、赤字にならないように月々の使うお金の使い方を管理することができます。
3、お金への意識が高まる
家計簿を付けると、お金への意識が高まります。
すると、出費するお金に意識が向かい、自然と無駄使いが減るので、貯金ができなかった人でも、お金が貯まるようになります。
お金の管理が嫌いな人は、家計簿を付けることを最初は面倒だと思うかもしれませんが、慣れてくると付けないと気持ち悪くなります。
実際にこんな調査結果があります。
家計簿を付けている女性、付けていない女性に比べて「貯金額」、「世帯年収」に100万円の差
貯金額:家計簿を付けている女性372万円、付けていない女性266万円
世帯年収:家計簿を付けている女性677万円、付けていない女性570万円引用元: 女性の家計簿に関する調査2014年12月
家計簿を付けるだけで、貯蓄額に100万円の差がつのなら、付けない手はないですよね^^。
4、計画的にお金を使うことができる
家計簿を付けると、家庭のお金の使い方が客観的にわかるので、どのようにお金を使えばいいかが見えてくるので、使うお金の計画が立てやすくなります。
また、日ごと、月ごと、年ごとの使うお金目標と結果がわかるので、計画を立てたあとで修正することも容易です。
結果的に無駄なお金が減って、必要なことにお金を使えるようになるので、貯金がしやすくなります。
5、お金の使い方の情報共有ができる
お金の管理は、家族なら夫婦でしているか、夫か妻のどちらかが管理していると思います。
夫婦で管理しているなら、情報共有ができているでしょうが、夫婦のどちらかが管理していると、情報共有ができていません。
ですが、家計簿があればそれを見ることで、お金の使い方が夫婦で共有できるので、将来どのようにお金を使っていくのが、よいかを相談しながら決めることができます。
家計簿を付けてないと、お金の使い方がはっきりしないために、どんぶり勘定的なお金の使い方になってしまうので、無駄使いが増えて結果的にお金を貯めにくくなります。
6、節約することが楽しくなる
節約は嫌だ。こう思う人も多いかも知れません。
できるなら、好きなことに好きなだけお金は使いたいですからね。
でも、収入が決まっているのですから、当然、支出も決まってきます。
ましてお金を増やしたいなら、節約することは必要です。
しかし、節約が嫌いだと節約するのが苦痛なのでなかなか貯蓄ができません。
ところが、家計簿を付けるようになると、節約することでお金が貯まっていくのが、数字として目に見えゲーム感覚になるので、楽しく節約ができます。
7、使途不明金がなくなる
お金がいつの間にかなくなっている。
このように感じたことはありませんか?
お金の記録をしないでお金を使っていると、知らないうちにお金がなくなってしまい月末になるとATMに駆け込んでしまうということになることがあります。
たいていの場合、無駄使いをしてしまってお金の出費が増えたのが原因です。
でも、記憶に残っていないとその無駄使いが、何だったのかわからないために、何度も同じことを繰り返してしまいます。
その結果、お金はなかなか貯まらなくなります。
ですが、家計簿を付けていれば、使途不明金がなくなるので、余計なお金の出費もなくなりますし、夫婦間でのお金の使い方でのトラブルもなくなります(使途不明金があると、お互いが相手が使ったのではと疑心暗鬼になるかもw)。
8、経済の動きがわかる
何年も家計簿を付けていくと、物価の上げ下げや時代の変遷による流行廃りなどがわかるし、景気の動向などがよくわかるようになります。
そして、お金の使い方にも長じてくるので、結果的にお金に強くなります。
すると、貯蓄だけではなくお金を使った投資などにも役立ちます。
9、財布の整理整頓ができる
家計簿を付けることで、今、財布にいくら入っているかがわかるようになります。
また、財布の中にレシートなどがなくなり、財布が整理整頓できるようになります。
つまり、財布がいつでもきれいになっている状態です。
見た目もスッキリするし、たぶんその方が金運もアップすると思いますw。
また、財布を誰かに見られても恥ずかしくないし、しっかりお金の管理をしていると思われるでしょう。
10、お金への不安が減らせる
お金がないと誰しも不安になります。ですが、お金があると安心感があります。
家計簿を付けることで、出費がコントロールできるようになり、お金の残額がわかるので、お金がなくなってしまうという不安がなくなります。
精神的に安定できるので、結果的に健康状態もよくなります。
「収入が少ないから不安」
このような人もいると思います。
確かに収入が少ないと将来が不安になるのは当然です。
ですが、収入が少なくても支出を工夫することで、赤字になることを防げたら不安はかなり減ります。
逆に言えばいくらお金が入ってきても、いくら使ったのか全然わからなくていつも月末にお金がなくなるほうが、よほど不安定な状態です。
まとめ
家計簿をつける10のメリットをまとめるとこちらの通り。
1、お金の使い方がわかる
2、無駄な出費を防げる
3、お金への意識が高まる
4、計画的にお金を使うことができる
5、お金の使い方の情報共有ができる
6、節約することが楽しくなる
7、使途不明金がなくなる
8、経済の動きがわかる
9、財布の整理整頓ができる
10、お金への不安が減らせる
「家計簿をつけることは、よいことだと思うけどやっぱり面倒くさい」
たぶん、こう思ってしまう人もいるでしょう。
ですが、最近は簡単に家計簿を付けることができるスマホアプリやパソコンソフトも出てきてます。
このような便利なツールを使えば、面倒くさがりでも家計簿を続けられるのではないかと思います。
家計簿を付けることのデメリットは、もちろんありますがメリットの方が圧倒的に多いです。
何よりもお金を貯めたいなら、家計簿を付けることは必須です^^。