借用書

「お金を貸してくれないか?」

このように頼まれたことはありませんか。

金額の大小はともかく、誰でも一度や二度はこのように言われたことはあると思います。

中には絶対に貸さないという人もいますし、少額だったらOKという人もいますし、世話になっているから何とかするという人もいるでしょう。

お金の貸し借りについて、どうするかは依頼された人が判断するしかありません。

しかし、お金を貸したら必ず返ってくるという保証はないということは覚えておく方がよいでしょう。

お金の貸し借りと信頼関係

お金の貸し借りは、信頼関係ができていることが基本です。

信頼関係がないのならお金を貸さないほうが無難でしょう。

また、お金がなぜ必要なのか?

この理由も考慮する必要があります。

もし、「家族が病気になって手術に大金が必要だ」

このような理由であれば、お金を貸すのではなくできる範囲で援助してもいいと思うはずです。

でも、「ギャンブルで借金をした。だからお金が必要だ」

このような理由だと、お金を貸す気にはならないと思います。お金を貸すよりも弁護士に相談をするように助言した方がいいです。

お金を貸さないための断り方

1円であってもお金は貸さない。このように考える人もいます。

お金を貸したのに返ってこないのは我慢できないし、貸した相手が家族や友人や親戚なら仲が悪くなってしまう可能性があります。

お金を貸したのに返してもらえないのは、貸した人にとっては裏切り行為です。ですので許せない気持ちが強いのです。

でも、お金を貸してくれと頼まれてどうやって断るのがいいのでしょうか?

断り方は、いろいろあります。

・ハッキリとお金を貸さないと言う
・お金の余裕がないと言う
・考えておくと言ってお茶をにごす
・家族からダメと言われたと言う
・お金以外の方法で助けると言う
・お金を借りれるところを教える
・etc

個人的には、お金を誰にも貸さない主義だとハッキリと断るのがよいと思います。また、その理由もちゃんと説明した方がよいでしょう。

ウソをついて借金を断ると、相手もそれがわかるのでかえって仲が悪くなります。だから、正直に自分の考え方や気持ちを話すことが一番よいです。

お金を貸すための貸し方

お金を貸す場合は、必ず借用書を書いてもらうようにするといいです。金額にもよりますが、弁護士などに立ち会ってもらい正式文書にするのが理想です。

また、貸す相手に誰か保証人になってもらうと一番いいです。例えば家族とか。

万一、お金が返ってこない場合は保証人からお金を払ってもらえます。

ただし、金額がそんなに多くなければ一般的には借用書も書かないで貸しているケースが多いかもしれません。

ですので、もし相手がお金を返してくれないなら泣き寝入りになる可能性が大です。

まとめ

お金を貸すのか貸さないとか、特に相手の気心の知れた人間だと悩むかと思います。

ですが、貸すにしろ貸さないにしろ自分の気持ちを相手にハッキリ伝えて、自分が納得できる決断をするべきです。

時にはお金の貸し借りで、家族や友人との仲が疎遠になってしまうこともあります。

ですので、お金の貸し借りに関しては注意が必要です。